「オーロラ出ました」
1月20日
今日は日曜日。朝食はホットドックでした。久しぶりに晴れて、暴風圏なのにあまり揺れず、甲板にもあまりしぶきがかからなくなったので、清水に漬けてあったRMTネットをウインチで吊って干しました。巨大なテントのようです。

そういえば、観測を始めてから今日までで、日がさしたのは9日の午前中と、16日の係留が終わってから2,3時間、それとアイスオペレーションⅡの日のしばらくの時間だけでした。午後は、専攻科の皆さんに本調査の成果報告会。その後は片付けとバードウオッチングなど。目視観測は南緯60度で終わり、今は趣味の世界です。いつもならアホウドリが船についてくるのに、今回はあまりつきません。
18時にCPRを引き上げ、カセットを変えて再投入しました。
南緯50度から55度はオーロラが良く見えるのでみんな期待しています。昨日は、曇りでダメでしたが、今日は晴れ間が多いので期待が膨らみます。専攻科の諸君は、19時半から掃除で、20時から、巡検といってチョッサー、ボースン、ストーキーとワッチの専攻科生2人が船内を見回ります。それが終わると、ワッチ外の人は飲んでも良いということなので、あちこちに集まって始まりましたが、オーロラが気になるのでスローペースです。23時過ぎに船内が騒がしくなりました。元極地研、現在観測支援センターの特任助教の高澤さんは、オーロラがでたら電話するようにブリッジに頼んで安心して飲んでいるようでした。さすが南極海12回目。ということで、みんなについてコンパスデッキ(ブリッジの上の甲板)に登ると、しばらくしてオーロラが強く輝きました。今回見るのは、今までに見たことがないくらい明るいもので、船中大興奮でした。光が弱くなって、その後で曇ってしまいました。1時半ごろ晴れ間が出たのですが、オーロラは光りませんでした。(石丸)

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