「結局、かわいい」
きょうはメリークリスマス!というのに補講をしていました。学生に嫌がられるのを懸念して堅いいつもの授業スタイルはやめ、DVD上映とその解説、といったちょっとゆるめの授業にしました。BBC作成のシリーズもので、タイトルは「FROZEN SEAS」。北極海と南極海の自然や動物を扱ったものです。じつは私も昨晩初めて見たのですが、魚が一尾も映っていませんでした(ちなみに、この授業は「魚類学」。まあいいか。)。さすがBBC!と言った感じで、映像はすばらしいです。しかし、どうしても出てくるのはホッキョクグマ、ホッキョキツネ、ペンギン、アザラシ、クジラといった、そう高次捕食者たちです。このDVDではナンキョクオキアミがどうにかがんばって出演していましたが、他の私たちの小さな仲間たち(プランクトンや魚)は、オキアミ以外まったく出てきません。高次捕食者はタレントとして絵的に使いやすいので、この手のドキュメンタリーに頻繁に使われます。しかし私たちは、食物網の中で彼らを支えているプランクトンや魚類に焦点を当てて研究を進めており、これについては完全にぶれることはありません。ほんとです。とはいうものの、このDVDに出てくる動物たちの可愛さったら、それはもう、完全に、やられますよ。すみません。
海鷹丸は明日フリーマントル入港です。

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