日本代表チーム
きょうはKARE16の研究者の壮行会です。メンバーは海洋大と極地研の学生と教員からなる18名。6日後の27日に出発です。およそ1年にわたって計画を立て、今年だけでも2回の国内航海で観測機器類の調整などを行ってきました。1956/57年に「海鷹丸」と「宗谷」が初めて南極航海に行った当初はまさに命がけだったはずです。さすがに今では気象情報や海氷分布などの衛星画像が入手できるほか、船の安全性能も向上しているので、以前ほど危険はありません。しかし、それでも細かい海氷の分布は衛星からでは完全に把握することはできず、雲があったら可視画像は意味がありません。天気図も日本周辺のように密な情報にもとづいたものではないため、信頼性はまだまだ低いのが現実です。今回のメンバーは南極航海に参加する学生や久しぶりに南極に赴く教員もいますが、隊長の北出先生は6回目、観測支援センターから参加の高澤さんにいたっては12回目の南極です。経験値は様々ですが彼らが日本代表チームです。

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