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東京海洋大学南極観測隊を紹介するブログです。昨年、海洋大「海鷹丸」ウェブページ内で「ペンギンさん、そこのけそこのけ海鷹丸が通る」というタイトルで綴っていたものの続編です。(今年は大学非公認)

憧れの・・・


極端に寒冷な南極海で、進化・適応した魚類のグループは多くはありませんでしたが、そんな環境で成功したものは、やっぱりちょっと変わった生理・生態機構を備えています。コオリイワシという魚もその一つです。彼らが所属するノトセニアという分類群は、鰾(うきぶくろ)を持たない底生性の種類を祖先として進化したため、今でも鰾を持っていません。鰾を持っていないと中層で暮らすためには、浮くためにいつも泳いでいる必要があり、、たいへんなエネルギーを消耗してしまいます。そのため、ノトセニア類のほとんど
が底生か海底のすぐ上で暮らしています。南極海では底生生活のメリットもあるのですが、皆が海底付近にいればそれなりに競争も激化することでしょう。一方、中層や表層には、おなじみのオキアミがたくさん生息しています。オキアミは脂肪なども多く栄養がいっぱいです。もし、彼らが表中層生活に適応できればこのオキアミを独占できます。実は、そのあこがれの中層生活への適応に成功した数少ない種のひとつがコオリイワシです。この進化・生態について書き始めると、講義一回分になってしまいますが、次回以降なんとか解説してみましょう。写真はコオリイワシの丸干しです。この丸干しは、はたしておいしかったのでしょうか。味についてもまた、近いうち。

丸干し
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テーマ : 自然科学
ジャンル : 学問・文化・芸術

2012-11-27 : 未分類 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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